2016年4月20日水曜日

いつの頃からか、言葉を選ぶようになった。
環境もあるかもしれない、時代も関係してそうだ。
ただ、それでいいんだと思う。
酔っ払ったときは少々雑になるが。

「いいですか。普通の人の場合、物事に思考を巡らす量を100としましょう。それを言葉で表現した場合は十分の一の10になります。さらに、それを文字で表現しようとすると十分の一の1になります。頭で考えていることを文字にすれば百分の一です。1パーセントです。これが普通人の葉書、手紙、その他の文章です。ところが、プロはこれでは通用しません。君は天才でもないのですから、1を1.1、あるいは1.2ぐらいに表現しなければいけません」
(『川島雄三、サヨナラだけが人生だ』藤本義一・著)

藤本義一が川島雄三と出会った時に言われた言葉。
時代や情勢、そして職業や立場が違えど、思うこと考えたことを表現するのはとても大変な作業。
だからこそ1を1.1、1.2にできるよう鍛えようと。