2017年2月20日月曜日

TT日記 2/17 (29日目)

朝はガソリンスタンドから。

午前中はトリニダードに訪れているタカさんと「フォートジョージ」と呼ばれる丘に行ってきた。
ポートオブスペインの街中が一望。
他の国からトリニダードを守るために、大砲が設置されていた。
乗ってみたり。
犬と戯れたり。
触るなと。


夕方からスティールパンを試奏しに行く。
彼はGerard Clarke、スティールパンのチューナーだ。
Starliftのパンヤードに出入りしている方であり、自分自身にとってはStarliftに入るきっかけを作ってくれた人だ。
出会った時からチューナーという事は知っていて、滞在中タイミング合わせて工房へ遊びにいくね…という話はずっとしていた。
自分自身の知らないチューナーさんのスティールパンとも出会いたいというのもこの旅の目的の一つ。
自分自身の求めているものがあえば購入したいな…とも考えていた。
今在庫にあるローテナーを試奏させてもらう。
音程が甘いところはその場で直してもらい、試奏を繰り返す。
途中ジャイ庵さんにも弾いてもらい、客観的に聞いてみたり。
Lord Kitchenerの「Margie」という曲を演奏したらGerardが喜んで友達に電話し、電話越しで演奏をするなんて場面もあったり。

楽器自体をとても気に入ったのは勿論、Starliftに参加するきっかけを作ったGerardとの出会いもあって購入することに。
直感で決める事はいつだって興奮する。

 * * * * * * * * * *

夜はパンヤードへ。
新しいアレンジが続々と出てくる。
Staeliftに参加してから、改めてロビー自身がソロプレーヤーとして素晴らしいと思える時間を過ごすことができる。
今日はダブルセコンドを自分のすぐ後ろで弾いていた。
彼の演奏を肌で体感できるのは幸せだ。
ロビーが求める演奏を充分に発揮できるには、繰り返し練習、そして練習。
メンバー同士励まし合う、自分達には練習が必要だと。

Gerardがパンヤードに遊びにきた。
さっき電話越しで「Margie」を聞いたという友達を紹介される。
電話越しの演奏を随分気に入ってくれたようだ。
そこでこんな話をする。

10年ほど前に、自分自身が日本で参加しているバンドWAIWAI STEEL BANDのリーダーがStarliftで演奏したときに、ラモというおじさんに「Margie」を教えてもらった。
リーダーは日本でも大切に演奏していて、その演奏に影響を受けて自分自身でも演奏するようになったと。

おぉー、ラモね!と、みんながラモの事を知っている様子。
こういう経緯で「Margie」を演奏し始めたという話を興味深く聞いてくれた。
もう一度彼のために演奏してくれないか?とGerardに言われたところで、スティールパンのスカート部分をカンカン間と叩く音、全体練習が始まる合図だ。
また機会見つけて。

今日の一言:人生は巡り逢いだ